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「霊の旅立ち」 2021.12.02
人間をキャラクター化する時、その人の内面的なものをイメージして出来たものと、視覚的な特徴を汲み取ったもの、2つのキャラクターが生み出される。
前者は「ゆーれい」のようなものであり、本人の実際の見た目とは異なっていても、本人だと感じ取れるよう心がけて描いたり、自然とそうなったりする。
後者は本人の「分身」のようなイメージで描いている。本人の見た目に似るように描いている。
「ゆーれい」が「分身」に憑依しているときがある。もとは同じ人間から生まれたキャラクターであるため、ゆーれいと分身が、徐々に分離していくようなイメージがある。
どのような時に2つのキャラクターがはっきりと分離するのか。
例として、本人や「分身」の涙がかたちになり、作品や言葉として世に発せられた時(ゆーれいの姿が煌めき、輪郭がはっきりとした時)、一つの区切りとして憑依が一旦終了するのではないか。
今回は、憑依が終了する前の一瞬を描いた。
(自分の心の中や成長を密かに作品にかきとめておきたい。そして誰かが見て気づいてくれた時、作品の奥で意識を混じり合わせられたらいい(‐.-))
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